佐藤和幸
佐藤塗装代表の私、佐藤和幸の幼少期からの簡単な経歴と現在の想いについて紹介しています。
幼少期から思春期へ
私は小さい頃から人一倍、負けず嫌いでスイミング・剣道・ボクシングなど色々やりましたが、何をやっても、そこそこに出来てしまうところがあり、そこまでは夢中になり真剣に努力するのですがある程度のところまでいくと辞めて、他の事を始めてはまた次・・・と飽きっぽい性格でした。
思春期の頃には、自分のエネルギーをどこへ向ければいいのか分からずに、学校の先生や親に迷惑や心配をかけることも多く、どちらかというと元気が良すぎてしまった感じでした!!(笑)
塗装との出会い
そんな私が“塗装職人”という仕事に出会ったのは17歳。周りよりは少し早い就職でしたが(笑)、 それからというものその後の私の人生は大きく変わりました。
初めは雑用でしたが、塗装をすることで、まるで新品のように生まれ変わる《技術》に感動し、自分も早く塗りたい!早く塗らせてもらえるようになりたい!!と来る日も、来る日も親方に認められるよう我武者羅に働きました。
塗ることを任せられてからは、早くこの技術を覚えたい!どうしたら、もっと早く塗れるようになるのか?そんなことを常に考え工夫し、朝から日が暮れるまで塗って、塗って塗りまくりました。
気づいたら様々な現場を任され、色々な経験をさせてもらうまでとなりました。職人の世界ではまずは腕が全ての所があり、大人の社会にまじって当初は怒られてばかりで悔しい思いもたくさんしましたが、本来の負けず嫌いの性格が発揮され、いつか独立したい!という夢は消えることなく25歳で実現することが出来ました。
挫折から光へ1
幼少期から家庭環境が複雑だったこともあり、信じられるものは自分だけ・・・という自立心がありました。
常に自分との戦いや葛藤が心の奥にあり、今、思えば孤独だったかもしれません。 誰にも頼れないという思いから気づいた頃には長い間、母をも遠ざけ自分を認めてくれるのは仕事だけ、そう思い込んでいました。
自立心といえば聞こえが言いですが、何が何でもやってやるぞ!という思いが誰の意見も聞かない!ただの頑固な奴にさせていたかもしれません。独立してからは、必死過ぎてよく覚えていません(笑)
当時はワンマン社長で、常にトップダウン。そんな中でも、従業員みんなと駆け上がるぞ~!伊勢崎で一番を取るぞ~!!とそんな大きな目標を目指して頑張っていました。こんな自分によく従業員もついて来てくれたと今では感謝しています!
挫折から光へ2
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ところが・・・
独立してからずっと目指してきた目標が目の前に近づいた途端に、何に向かって走っていいのか分からなくなってしまったのです。久々の挫折でした。完全に目標を見失ってしまったのです。
とはいえ、従業員も抱えていましたし、このままじゃいけない!!と思いながらも誰にも相談出来ず、答えが出ない毎日に悩み、焦りの繰り返し。
当時は、当然、売上も下がりました。その時、初めて人の意見を聞く心が芽生えてきました。自分の強さも弱さも全てさらけ出せたのです。その方はじっと、私の話に耳を傾けそんな私にこう返してくれました。
“今までもこんなに頑張ってきた貴方だから、必ずもっと大きくなれますよ!”その言葉はまるで私の長年抱えていた大きな塊を溶かしていくようでした。新たな光が見えた瞬間でした。
母への想い
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私は長い間、心の中で母を遠ざけていました。
時にはひねくれ、心ない言葉も言ってしまった事も心配も迷惑もたくさんかけました。でも、実はその母に本当は認めて欲しかったんだなぁ~と今では素直に思います。
今、私がここに居るのも母が私を産んでくれたからです。私が大きな壁を乗り越えてこれたのも全て・・・私がこの世に存在しなければ経験することも出来なかったわけです。
今では言葉では言い尽くせないほどの感謝でいっぱいです。
大きな壁に挫折しそうになり、一人での限界を知り、今までの突っ張っていた自分の我を壊すことで、本当に大切なものにたくさん気づくことが出来ました。今までたくさんの方に支えられて生きてきたこと、たくさんの方に見守られ成長させて頂いた事を心から感謝することが出来ました。
それに気づけたのも、この仕事を諦めることなく続けてきたからだと感じています。この思いを胸に、本当の自分に気づかせてくれたこの仕事に感謝し、私が今まで培ってきた技術と経験を活かし、私に関わる全ての方へのお役に立てる事が今の私の目標です!もう、二度と見失うことはありません。
ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます・・・
ボランティア活動について
社員が5名の時社業に限界を感じました。この先どう、社業を上げていけば良いのか……
そう行き詰まっていた頃に、“塗装で社会貢献をする!”と言う団体にたどりつきました。それが、現在私が所属する“塗魂ペインターズ”と言う団体です。自分の職業で、人に喜んでもらうことができる。その時何となく純粋にそう思いました。
その後、気付いたら入会し、全国をボランティアで駆け回るようになりました。当然、周囲を見て、己を知り、まだまだ、小さいと思いました。小さすぎる。社業も勿論だが、何より人間的に小さいと感じました。取り合えず、自我を徹底的にぶっ壊しました。そして、新しい事にチャレンジしまくりました。だからこそ、今の自分があるのだと思います。
家族について
私にはとても可愛い、何よりも大切な子供達がいます。
“2人に影響を与えられる男になる。”
自慢のパパであり続けたいその為に頑張る。沢山の“ありがとう”を言って頂けるパパになる。子どもたちが大人になった時、もっともっとたくさんの人たちからありがとうを言ってもらえる大人になってくれたら嬉しい。だから見本を見せる。世の中に貢献し私らしくあり続ける。その為に戦う。常にその想いが心にあります。