佐藤和幸
塗料は、大きく分けて4種類に分類され、それぞれに価格や耐久年数、機能が異なります。色々なメーカーから塗料が発売されており、製品によっても耐久性が異なるため、どの塗料がよいかは専門業者に訊ねてみましょう。
このページでは、塗料の種類とそれぞれの特徴についてご紹介しています。
目 次
塗料によって耐久年数が異なる
塗料は主成分である合成樹脂の種類によって異なります。塗料に含有されている合成樹脂がアクリル系ならアクリル塗料といいます。
外壁塗装によく使用されるのは大きく分けてアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4種類です。
塗料の種類・耐久年数
一般的に外壁塗装で使用される塗料の特徴や耐久年数をご紹介します。
外壁材によっても適した塗料の種類は異なります。また、同じ種類の塗料でもメーカーによっては耐久性も異なるので、塗料選びの目安にしてください。
アクリル塗料:耐用年数3年~6年
低価格で透明度が高く色を鮮やかに見せるというメリットがありますが、水分を通しやすいため、外壁塗装よりも内部塗装や塀に使われるケースが多いです。
耐久年数は短いのでお店の外壁など頻繁にイメージチェンジをしたい場合や近々建て替えが決まっているが塗り替えが必要な建物の外壁塗装におすすめです。
ウレタン塗料:耐用年数7年~10年
価格と性能のバランスが良いウレタン塗料は、アクリル塗料に次いでリーズナブルですが同様に耐用年数も短い傾向にあります。
シリコン塗料やフッ素塗料よりも光沢の持続力は優れているので、塗装の剥がれやすい部分におすすめです。雨樋や雨戸など美観重視の付帯部分はウレタン塗料を使用する業者が多いです。
シリコン塗料:耐用年数10年~13年:7年保証
耐用年数と価格とのバランスが良いため現在人気の高い外壁塗料です。
耐候性や耐汚性が高く、光沢があり、ツヤが長持ちするなどメリットも多いです。シリコン塗料といっても水性・油性、1液型・2液型など多種多様あり、シリコン樹脂の含有量によって耐用年数も大幅に異なるので注意しましょう。
フッ素塗料:耐用年数15年~20年:10年保証
耐候性・耐寒性・低摩擦性・不燃性などに優れているため耐用年数も長いのですが、価格も高いため一般の住宅にはあまり普及していません。
耐久性に優れており、美観も長期的に保つため、塗り替える回数も少なくなり、長く住む予定の住宅にはおすすめです。
断熱料GAINA(ガイナ):耐久15年:10年保証
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